夷洲斎日乗   老読者の読書日記

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zoom RSS 11月の落穂拾い

<<   作成日時 : 2011/12/06 21:48   >>

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『不連続の世界』 恩田 陸 幻冬舎文庫
 ミステリーというよりは「怪談」だ。だが、ソレがいい。最後の短編がまた…何というか純文学という感じではないですか。ミステリーとファンタジーでいえば、後者寄りなところが恩田はんの特徴だとよくわかる短篇集。

『夜の来訪者』 プリーストリー 安藤貞雄=訳 岩波文庫
 面白そうだ、と思ったんだが。サスペンス劇がそれこそ「怪談」になる瞬間こそがキモだと思って読んでいる読者には、「イギリス」の社会主義というか、ブルジョア階級の偽善性を衝くという主題は、またか、と思えてしまう。

『書物輪舞』 赤城 毅 講談社ノベルス
 この本を読んで思ったのは、電子書籍の普及の仕方、についてである。「書物」というのが単にテキストを印刷した紙ではなく、物神崇拝の代表格であること。その感覚が、おそらくヒトから無くなることはないであろうということだ。

『おさがしの本は』 門井慶喜 光文社文庫
 図書館員が少ない手掛かりから、求められた「本」を探すという……ソコに面白さを感ずるというのは、アリだろう。でも、この作者はとても“真面目”である。「図書館」の存在意義にまでハナシが及ぶとは……

『新青年傑作選 爬虫館事件』 横溝正史 ほか 角川ホラー文庫
「新青年」という雑誌が、地方に住むモボ予備軍向けに創刊された時代、というものを考えてみる。こうしてみると、ヨコミゾこそ、当時のモボ的気分の代表格だったのだな、ということがわかる。大衆文芸をもう一段「上」へという書き手の熱気……

『贋食物誌』 吉行淳之介 中公文庫
 時事ネタは風化するが、一巡りするとその風化具合が「歴史」になる。これは「夕刊フジ」に連載されていたコラムだが、山藤章二のイラストも相俟って、昭和40年代という「時代」の空気(戦中、戦後の回顧も含めて)が伝わってくる。

 それにしても、こうして並べると本当にとりとめのない読書をしているな。
不連続の世界 (幻冬舎文庫)
幻冬舎
恩田 陸

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夜の来訪者 (岩波文庫)
岩波書店
プリーストリー

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書物輪舞 (講談社ノベルス)
講談社
赤城 毅

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おさがしの本は (光文社文庫)
光文社
2011-11-10
門井 慶喜

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爬虫館事件―新青年傑作選 (角川ホラー文庫)
角川書店
江戸川 乱歩

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贋食物誌 (中公文庫)
中央公論新社
2010-11-20
吉行 淳之介

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